おそるべし、これこそミラクルデンチャーへの第一印象だった
開業して17年。今までに、義歯を多数製作してきました。
そして、義歯とはこういうものだと自分なりに理解していたつもりです。とくに局部床義歯では、その維持・安定には支台歯にかけるクラスプを強く締めつけたり、床の面積を大きくしていました。 そのため、支台歯への負担が大きく、異物感も相当あり、また話しにくいといった欠点がありました。
そんな状態で患者さんに「何でも食べてください」と、胸を張って言い切る自信はありませんでした。それどころか、義歯になにか不都合が生じたとしても、それは私の技術ではなく、患者さんのせいにする傾向がありました。
ところが、ミラクルデンチャ―に出会い、私の局部床義歯への考え方は、無残に打ち砕かれました。初めてミラクルデンチャ―を見たとき、これまでの義歯とどこが違うの?というのが正直な感想でした。
しかし、義歯の着脱の方法や装着した感覚について、また患者さんのナマの声を聞いたとき、これは生半可なものでないと実感しました。
今まで大学で学んできた講義とは、あまりの違いに驚くと同時に、今までの局部義歯の問題点をものの見事に解決している。特に支台歯の締めつけがなくなり、床が小さくなったことにより味覚がよくなり、おしゃべりも滑らかになるなど、“ミラクルデンチャ―おそるべし”の印象を強く受けました。なぜなら、これまでのような局部床義歯を作っている限り、私たちは歯科医師ではなく、まさに総義歯への案内人である破壊医師になっていたからです。これこそ戦慄さえ覚える、歯科現場の最前線における現状です。
私はミラクルデンチャ―とは2年間、付き合ってきました。相当のノーハウを会得し、ミラクルデンチャーをと言うよりもミラクルデンチャーの奥深さを知りました。
出来る限り、会得したミラクルのノーハウを訪れる患者さん方のために全力を投じたいと考えています。
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